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事業内容
事業内容
CONSTRUCTION
原子力発電所の建設工事において、矢上工業は、多くの発電所で原子炉建屋内の、原子炉格納容器の組み立て~据付や、原子力発電所の心臓部ともいえる、原子炉圧力容器の据付、それに繋がる配管及びその支持構造物、その他、様々な機器や鋼構造物の据付工事に従事してきました。
MAINTENANCE
原子力発電所は、一定期間運転した後、定期検査を行います。発電所内にある様々な機器や配管の健全性を保つために行われるメンテナンス作業で、矢上工業では、重要機器である原子炉再循環ポンプ及びモーターをはじめとする、機器の分解点検や、配管及び配管支持構造物などの修繕作業を行っています。
様々なポンプを分解し、部品の手入れ、健全性確認の検査及び消耗部品の交換などを行います。
ポンプを回すためのモーターも分解点検します。写真はローター(回転子)の引き抜きの様子。
ポンプとモーターの回転軸が一直線上になるように配置する作業です。回転軸がずれていると、異音や振動、破損の原因ともなるため、上下左右の周ずれや面の開きなどを、測定機器を使用して100分の1ミリ単位の精度で調整します。
配管の接続には、溶接品質確保などの目的で配管の端面を、斜めや半円状に削ります。これを開先加工といい、矢上工業では、自社製の開先加工機を使用して作業しています。
開先加工を施した配管は、図面に従い取合いの配管と繋ぎ込みます。この作業を開先合わせといいます。
配管を支えるためのサポートと呼ばれる配管支持構造物も、鋼材などを加工して、図面に従い現場に取り付けます。
繋ぎ込んだ配管やサポートは、ティグ溶接で溶接します。矢上工業では溶接個所の何か所かを点付け溶接する、仮付け溶接で行います。正式に溶接する本溶接作業は、溶接専門の会社が行います。
ADVANCED MEDICAL TECHNOLOGY
癌や脳腫瘍などの治療で先進医療に利用される、陽子線治療装置とは、「陽子」を加速させたものを体の外から病変に当てて治療する放射線治療装置です。陽子線が体内の病変で止まる性質を利用して、病変部位に限局した放射線治療が可能となり、副作用の低減が期待される放射線治療です。矢上工業では、北海道大学医学部及び、京都府立医科大学(永守記念先端がん治療研究センター)の陽子線治療装置据付の実績があります。陽子線を加速するための加速器をはじめ、加速された陽子線を運ぶビーム輸送系、陽子線を患者さんの照射するためのガントリーといわれる装置などを据付けました。